Pythonの例外処理におけるコーディング規約を完全解説!初心者でもわかるPEP8ガイドライン
生徒
「Pythonの例外処理って、とりあえず動けばいいんですか?書き方にルールはありますか?」
先生
「動くだけでは足りません。PythonにはPEP8という、読みやすく安全に書くための決まりがあります。」
生徒
「例外処理にもPEP8のルールがあるんですね。」
先生
「あります。初心者ほど、最初から守ると理解しやすくなりますよ。」
1. Pythonの例外処理とPEP8とは
Pythonの例外処理とは、プログラムの実行中に起こるエラーを安全に処理する仕組みです。 PEP8とは、Python公式が定めたコーディング規約で、読みやすく統一された書き方を目的としています。 例外処理もPEP8に沿って書くことで、初心者でも理解しやすいコードになります。
2. tryとexceptは最小限に書く
PEP8では、tryブロックを必要以上に大きくしないことが推奨されています。
失敗する可能性がある部分だけを囲むことで、どこでエラーが起きたのか分かりやすくなります。
これは、壊れやすい荷物だけを箱に入れるイメージです。
try:
number = int("abc")
except ValueError:
print("数字に変換できません。")
3. except Exceptionを安易に使わない
すべてのエラーをまとめて処理するexcept Exceptionは便利ですが、PEP8では多用を避けるべきとされています。
どのエラーが起きるのかを意識して、具体的な例外クラスを書くことが大切です。
これにより、予期しないエラーを見逃しにくくなります。
try:
file = open("sample.txt", "r")
except FileNotFoundError:
print("ファイルが見つかりません。")
4. 例外メッセージは分かりやすく書く
PEP8では、例外処理内のメッセージも読み手を意識することが重要とされています。 専門用語だけでなく、何が起きたのかが一目で分かる表現を心がけましょう。 これは、トラブル時の説明書きを分かりやすくするのと同じです。
try:
age = int("ten")
except ValueError:
print("年齢は数字で入力してください。")
5. finallyは後片付け専用に使う
finallyは、エラーの有無に関係なく必ず実行されます。
PEP8では、ファイルを閉じるなどの後片付け処理だけを書くのが望ましいとされています。
処理内容を混在させないことで、コードの役割が明確になります。
try:
file = open("data.txt", "r")
print(file.read())
finally:
file.close()
6. with文を使ってPEP8に沿った例外処理
PEP8では、可能な限りwith文を使ったリソース管理が推奨されています。
with文を使えば、例外が起きても自動で後片付けが行われます。
結果として、例外処理のコードが短くなり、読みやすさも向上します。
with open("sample.txt", "r") as file:
print(file.read())
7. 不要な例外処理を書かない意識
PEP8では、意味のない例外処理を避けることも大切だとされています。 ただエラーを握りつぶすだけの処理は、問題の発見を遅らせます。 本当に必要な場面だけで例外処理を書く意識を持ちましょう。
8. 初心者がPEP8を守るメリット
Pythonの例外処理をPEP8に沿って書くと、コードの見た目が整い、内容も理解しやすくなります。 将来、他の人とコードを共有する場面でも困りません。 初心者のうちからルールを意識することが、安心して学習を進める近道です。