Flaskで非同期処理が必要になる場面とは?初心者でもわかる非同期処理とタスク管理の考え方
生徒
「FlaskでWebアプリを作っていたら、画面が固まることがあるんですが、これって普通ですか?」
先生
「処理に時間がかかっている可能性があります。そのようなときに役立つのが非同期処理です。」
生徒
「非同期処理って、初心者でも使う必要があるんですか?」
先生
「実は、初心者こそ知っておくと安心できる考え方なんです。どんな場面で必要になるかを見ていきましょう。」
1. Flaskにおける非同期処理とは何か
Flaskの非同期処理とは、「時間がかかる作業を裏で進める仕組み」のことです。 普段の処理は同期処理と呼ばれ、前の作業が終わるまで次に進めません。
例えるなら、電子レンジで温めが終わるまで扉の前で待つのが同期処理、 温めている間に別の家事をするのが非同期処理です。 Flaskでは、この考え方がWebアプリの使いやすさに大きく関わります。
2. 処理が遅いと何が問題になるのか
Flaskアプリで時間のかかる処理を行うと、画面が真っ白になったり、反応がなくなったりします。 初心者の方は「壊れた」と感じることが多いですが、実際は処理待ちの状態です。
特にログイン後の画面表示や、ボタンを押したあとの反応が遅いと、利用者は不安になります。 こうした問題を防ぐために、非同期処理が必要になります。
3. 時間がかかる代表的な処理の例
Flaskで非同期処理が必要になる場面には、いくつかの共通点があります。 それは「待ち時間が発生する処理」です。
import time
def long_task():
time.sleep(5)
return "完了しました"
この例では、5秒間何もできない状態になります。 このような処理を画面表示と一緒に行うと、利用者は待たされてしまいます。
4. 非同期処理が必要になる具体的な場面
初心者向けに分かりやすく言うと、次のような場面で非同期処理が役立ちます。 ファイルのアップロード、メール送信、時間のかかる計算などです。
これらは「すぐに結果を画面に出さなくてもよい」処理です。 そのため、裏側で動かしておくのが理想的です。
def send_mail():
print("メール送信中...")
画面表示とは別に動かすことで、Webアプリ全体がスムーズになります。
5. 同期処理と非同期処理の違いを体感する
同期処理では、1つの作業が終わるまで次に進めません。 非同期処理では、作業を任せて先に進めます。
print("処理開始")
long_task()
print("次の処理へ")
この場合、「次の処理へ」は5秒後に表示されます。 非同期処理では、この待ち時間を減らすことができます。
6. Flaskで非同期処理を考えるときの注意点
Flaskはシンプルなフレームワークなので、最初から非同期前提ではありません。 そのため、無理に非同期処理を使うと、かえって分かりにくくなることがあります。
大切なのは、「本当に待たせたくない処理かどうか」を見極めることです。 これが初心者にとっての大きなポイントです。
7. タスク管理という考え方
タスク管理とは、やるべき作業を整理して管理することです。 非同期処理では、「あとでやる仕事」を別の箱に入れておくイメージになります。
tasks = []
tasks.append("時間のかかる処理")
このように分けて考えることで、Flaskアプリの動きが理解しやすくなります。
8. 初心者が非同期処理を意識すべきタイミング
すべてのFlaskアプリに非同期処理が必要なわけではありません。 しかし「遅い」「固まる」「反応がない」と感じたら、非同期処理を疑ってみてください。
まずは考え方を知ることが大切です。 それだけでも、Flaskと非同期処理・タスク管理への理解が一段深まります。