Pythonのキーワード一覧と使い方!初心者が知っておくべき予約語を解説
生徒
「Pythonを勉強していると、'if'や'for'などの単語が特別な意味を持っていると聞きました。これらは何ですか?」
先生
「それらは予約語と呼ばれ、Pythonの文法で特別な意味を持つ単語です。プログラムの構造を作るために使われます。」
生徒
「予約語って、どうやって覚えればいいんですか?使い方も教えてください!」
先生
「もちろんです!それでは、Pythonの予約語一覧とその使い方を一緒に見ていきましょう。」
1. 予約語(キーワード)とは?
Pythonの予約語(キーワード)とは、Pythonがプログラムの文法として特別な意味を持たせている単語のことです。これらは命令やルールそのものを表しているため、変数名や関数名として使うことはできません。
文章に例えると、予約語は「です」「もし〜なら」といった決まり文句のような存在です。自由に名前を付けられる単語とは役割が違うため、勝手に別の意味で使うと、Pythonは正しく理解できなくなってしまいます。
代表的な予約語には、条件分岐で使うif、繰り返し処理のfor、関数を作るdefなどがあります。これらは、プログラムの流れや形を作るために欠かせません。
# 予約語の例(正しい使い方)
age = 18
if age < 20:
print("未成年です")
この例では、ifが「条件を判断するための予約語」として使われています。このように、予約語は「処理の意味」を表すために使うものだと覚えておくと理解しやすいでしょう。
2. Pythonの予約語一覧
ここでは、Python 3.8で使用されている予約語(キーワード)を一覧で確認していきます。予約語はPythonの文法を作るための大切な単語で、すべて決まった意味を持っています。そのため、自由に名前を付けられる変数名や関数名として使うことはできません。
最初は数が多く感じるかもしれませんが、「条件分岐に使うもの」「繰り返しに使うもの」など、役割ごとに少しずつ覚えていけば問題ありません。まずは「こういう単語があるんだな」と眺めるだけで大丈夫です。
False、None、Trueand、as、assert、async、awaitbreak、class、continue、def、delelif、else、except、finally、forfrom、global、if、import、inis、lambda、nonlocal、not、orpass、raise、return、try、whilewith、yield
例えば、次のように予約語を使うと、Pythonは「特別な意味を持つ命令」として正しく解釈します。
for i in range(3):
print("繰り返し処理です")
この例では、forが「繰り返しを行うための予約語」として使われています。このように、予約語はプログラムの動きを決める役割を持つ単語だと理解しておくと、一覧の見え方も少し分かりやすくなります。
3. 予約語の使い方と注意点
予約語は、Pythonで「何をしたいのか」を伝えるための重要な合図です。文法として意味が決まっているため、決められた形で使う必要があります。ここでは、初心者が最初によく使う予約語を中心に、使い方と注意点を見ていきましょう。
3.1 if、else、elif
これらは条件によって処理を分けたいときに使います。「もし〜なら」「そうでなければ」という判断を表します。条件の後には必ずコロン(:)を書き、次の行をインデントするのがルールです。
age = 18
if age < 20:
print("未成年です。")
elif age == 20:
print("ちょうど20歳です。")
else:
print("成人です。")
上から順に条件がチェックされ、最初に当てはまった処理だけが実行されます。
3.2 for、while
同じ処理を何度も繰り返したいときに使います。回数が決まっている場合はfor、条件が成り立つ間くり返す場合はwhileがよく使われます。
for i in range(3):
print(i)
count = 0
while count < 3:
print(count)
count += 1
どちらもインデントされた部分が「繰り返される処理」になります。
3.3 def、return
defは処理をひとまとめにした「関数」を作るための予約語です。returnは、関数の結果を呼び出し元に返す役割があります。
def greet(name):
return "こんにちは、" + name + "さん!"
message = greet("太郎")
print(message)
関数を使うことで、同じ処理を何度も書かずに済み、コードが整理されます。
3.4 import、as、from
Pythonには便利な機能がまとめられた「モジュール」があり、それを使うためにimportを使います。名前が長い場合はasで短くできます。
import math
print(math.sqrt(16))
import math as m
print(m.sqrt(25))
from math import sqrt
print(sqrt(36))
3.5 class
classは、データと処理をひとまとめにした「クラス」を作るための予約語です。少し難しく感じるかもしれませんが、まずは「設計図のようなもの」と覚えれば大丈夫です。
class Person:
def __init__(self, name):
self.name = name
def greet(self):
print("こんにちは、" + self.name + "さん!")
person = Person("花子")
person.greet()
このように、予約語は決まった役割を持ち、正しい形で使うことでPythonは意図通りに動きます。意味と使いどころをセットで覚えていくのがポイントです。
4. 予約語を変数名に使うとどうなる?
予約語を変数名として使用すると、Pythonはエラーを出します。例えば、以下のようにifを変数名にするとエラーになります。
if = 10
print(if)
このコードを実行すると、以下のようなエラーが表示されます。
File "example.py", line 1
if = 10
^
SyntaxError: invalid syntax
このように、予約語は変数名や関数名として使用できないため、名前を付ける際には注意が必要です。
5. 予約語の一覧を確認する方法
Pythonには、現在使用されている予約語の一覧を確認するためのモジュールがあります。keywordモジュールを使用すると、予約語のリストを取得できます。
import keyword
print(keyword.kwlist)
このコードを実行すると、Pythonで使用されている予約語の一覧が表示されます。これにより、誤って予約語を変数名に使用することを防ぐことができます。
6. 予約語の使い方を覚えるコツ
予約語の使い方を覚えるためには、実際にコードを書いてみることが効果的です。以下のポイントを意識して練習しましょう。
- 簡単なプログラムを作成して、
ifやforなどの予約語を使ってみる。 - 予約語を使ったサンプルコードを読み、どのように使われているかを理解する。
- 予約語を使ったエラーを経験し、どのような場合にエラーが発生するかを学ぶ。
これらの練習を通じて、予約語の使い方に慣れていきましょう。
まとめ
Pythonの予約語は、プログラムの流れや制御構造を形づくるうえで欠かせない重要な要素です。とくに初心者の段階では、これらの単語がどのような役割を持ち、どのような場面で使われるかを理解することが、スムーズな学習につながります。たとえば、ifは条件分岐の基礎であり、forやwhileは繰り返し処理の中心的な構文として活用されます。また、defを使った関数定義は、複雑な処理を分割し、読みやすく整理されたコードを書くために不可欠です。こうした予約語ひとつひとつを理解し、実際に手を動かして使っていくことで、プログラムの構造が自然と身につきます。
さらに、予約語は変数名や関数名として使用できないという点も重要です。誤って予約語を名前に使ってしまうと、文法エラーが発生しコードが実行できなくなります。そのため、keywordモジュールを利用して予約語一覧を確認する習慣を身につけることで、名前付けのトラブルを防ぐことができます。Pythonの学習では、試行錯誤を繰り返しながら予約語の意味と動きを理解することで、より高度なプログラムへと進む基礎が固まっていきます。
サンプルプログラムで振り返り
以下は、記事内で学んだ予約語を組み合わせたサンプルコードです。Pythonの基本構文を自然に理解できる内容となっています。
class Student:
def __init__(self, name, scores):
self.name = name
self.scores = scores
def average(self):
total = 0
for s in self.scores:
total += s
return total / len(self.scores)
student = Student("太郎", [80, 90, 70])
avg = student.average()
if avg >= 80:
print("とても優秀です。")
elif avg >= 60:
print("合格ラインです。")
else:
print("もう少しがんばりましょう。")
このプログラムでは、classによるクラス定義、forによる繰り返し、ifやelifによる条件分岐など、Pythonの基本的な予約語が利用されています。これらを複合的に使うことで、より実践的なプログラムへと発展させることができます。
生徒
「今日の勉強で、Pythonの予約語がどれだけ大事かよくわかりました!とくにifやforの使い方が理解できました。」
先生
「うん、予約語はPythonの文法を作る“骨組み”のようなものだからね。ひとつひとつの働きを覚えると、プログラム全体の流れが見えるようになるよ。」
生徒
「たしかに、クラスの定義でclassやdefがどう使われているかも理解しやすかったです。」
先生
「その調子。予約語を自然に使えるようになると、Pythonで作りたいものの幅も広がっていくよ。次は実際のアプリ作りに進んでもいいかもしれないね。」
生徒
「はい!もっと練習して慣れていきたいです!」