Pythonのf文字列(f-strings)の使い方とは?簡単フォーマットの書き方を学ぼう
生徒
「先生、Pythonで変数を文章に埋め込むにはどうすればいいんですか?」
先生
「それならf文字列(f-strings)という便利な書き方がありますよ。簡単にきれいな文章が作れます。」
生徒
「format()より簡単ですか?」
先生
「はい、Python3.6から使えるf文字列は、直感的で初心者にもおすすめなんです。それでは使い方を見てみましょう!」
1. f文字列とは?
f文字列(f-strings)とは、文字列の前にfを付けることで、文字列の中に変数や計算式を直接書ける便利な方法です。
Python3.6以降で使える機能で、コードがスッキリして読みやすくなるのが特徴です。
2. 基本の書き方
変数を文字列の中に埋め込みたいときは、次のように書きます。
name = "たろう"
print(f"こんにちは、{name}さん!")
こんにちは、たろうさん!
{}の中に変数名を書くことで、その場所に変数の中身が入ります。
3. 計算や関数も使える
f文字列では、{}の中に式や関数も書くことができます。
x = 10
y = 5
print(f"合計は {x + y} です")
合計は 15 です
とてもシンプルに書けますね!
4. 複数の変数を使う
f文字列では、複数の変数を同時に使うのも簡単です。
name = "さくら"
age = 18
print(f"{name}さんは{age}歳です")
さくらさんは18歳です
5. 小数点の表示を整える
:.2fのように書くことで、小数点の桁数を指定できます。
price = 1234.56789
print(f"価格は{price:.2f}円です")
価格は1234.57円です
6. 桁数をそろえる(ゼロ埋め)
f文字列では、:03のように書くと、桁数を揃えて0で埋めることができます。
num = 7
print(f"番号は{num:03}です")
番号は007です
7. 日付や時刻も整形できる
f文字列は、datetime型のデータもきれいに表示できます。
from datetime import datetime
now = datetime(2024, 6, 1)
print(f"今日は{now:%Y年%m月%d日}です")
今日は2024年06月01日です
8. f文字列のメリット
- 変数の埋め込みが簡単!
- コードが短くて読みやすい
- 計算や関数もそのまま使える
- 数値や日付の整形も対応
Python3.6以上が必要ですが、今のPythonではf文字列が主流の書き方です。
まとめ
Pythonのf文字列という便利な書き方を学ぶことで、変数や数値や日付などを直感的に文章へ埋め込めるようになりました。とくにf文字列はコードがすっきり読みやすくなるという大きな利点があり、初心者がつまずきやすい文字列結合の複雑さをやわらげてくれます。文章を作りながら数値や式を自然にまぜこめるため、プログラムの見通しも良くなり、学び始めて間もない段階でも扱いやすい書き方です。Pythonではさまざまな文字列操作がありますが、今回のf文字列はその中心に位置する考え方であり、実務でも日常的に使われている重要な表現方法です。コードの読みやすさだけでなく、書くときの負担もへらし、開発全体を円滑に進める力を持っています。 f文字列の強みは変数の埋め込みだけではなく、式や計算をそのまま書ける点にもあります。たとえば数値をその場で計算し、整形した結果まで一度に表示できるため、出力内容を確認しながらスムーズに記述できます。小数点の桁数調整やゼロ埋め、日付の整理といった加工も同じように扱えるため、データをきれいに画面へ表示したいときに強力な武器となります。これらの機能は実践的な場面でよく使われ、日付をきちんと整形するログ出力や、小数の計算結果を見やすく提示する処理などにも応用できます。Pythonを使う多くの人が愛用する理由には、こうした幅広い使い道があるからです。 また、f文字列は従来のformat構文と比べても直観的で、コードの流れが視覚的に理解しやすくなっています。文字列の中に変数名がそのまま書けるため、プログラムを読んだ瞬間にどの値が挿入されているか判断しやすく、初心者でもすぐに習得できる書き方です。この明快さは、大人数でコードを書くチーム開発でも役に立ち、情報の伝達がしやすくなるという効果をもたらします。複雑な処理がふえていくと、コードは自然と長くなりがちですが、f文字列を活用することで見通しを良く保ちつつ、美しい出力を実現できます。 さらに、Pythonのf文字列は学習の後半で役立つ高度な機能にもつながっています。たとえばデータ分析の場面では数値を整形して表示することが多く、グラフや統計値を画面へ出す前の確認にも使われます。日付や時刻を扱うアプリケーションでも整形は欠かせず、ログやレポートを読みやすく保つためにf文字列がよく使われます。このように、基本を押さえておけば、どのような分野に進んでも応用がきくのがf文字列の大きな魅力です。 また、文章とプログラムが自然につながる感覚を得られる点も重要です。たとえば挨拶文やメッセージを出力するとき、変数と文章を一体化させて書けることは学習の楽しさを高め、理解の定着にもつながります。初心者が楽しく学習するためには、扱いやすさと達成感がとても大切です。f文字列はその両方を満たしており、プログラムが自分の思い通りに動くという感覚をはっきり実感させてくれます。 また、数字や日付という身近な情報を扱う例を通じて、プログラムが生活とつながっていることを実感できるのも良い点です。たとえば買い物の合計金額、イベントの日付、年齢やスコアなどの表示を組み立てるとき、f文字列を使えば思い通りの形に整理できます。多くの初学者が「文章と変数の扱いが苦手」と感じる中で、f文字列はそれをやさしく解決し、Pythonをもっと身近な存在にしてくれます。 このように、f文字列はPythonで文章を形成するための基盤であり、学習の初期から身につけておくと後々非常に役立ちます。使い慣れていくほどコードの品質が上がり、自信を持って記述できるようになります。今回のまとめを通じて、実際の開発に活かせる考え方を整理し、次のステップへ進む準備を整えていきましょう。
サンプルプログラムでおさらいしよう
name = "ひかり"
score = 92.356
today = "2025年05月01日"
print(f"{name}さんの点数は{score:.1f}点です")
print(f"本日は{today}です")
生徒
「先生、f文字列ってこんなに便利だとは思いませんでした。変数だけじゃなくて計算や日付も書けるのはすごいですね。」
先生
「そうなんだよ。実務でもよく使われていて、見やすいコードを書くうえで欠かせない機能なんだ。文章を組み立てる作業がとても楽になるからね。」
生徒
「小数点の桁数調整も簡単だし、ゼロ埋めまでできるなんて知りませんでした。数字を扱うアプリにも便利ですね。」
先生
「その通り。分析でもレポートでも、数字を見やすく整えるのはとても大切なんだ。f文字列なら短いコードでそのまま書けるから効率もいいよ。」
生徒
「formatを書いていたときよりずっと楽です。これなら文章を作るのがたのしくなりそうです。」
先生
「楽しく書けるのがいちばんだよ。f文字列を身につけておけば、どんな場面でも柔軟に文章を構成できるようになるから、ぜひ活用していこう。」