カテゴリ: Python 更新日: 2026/03/29

PythonでRedisを操作!基本の保存・取得・削除を初心者向けに完全解説

PythonでRedisの基本操作(キー・値の保存・取得・削除)
PythonでRedisの基本操作(キー・値の保存・取得・削除)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「PythonでRedisというデータベースを使ってみたいのですが、データの保存や取り出しはどうやるんですか?」

先生

「Redisは『キー』と『値』というセットでデータを管理するのが得意なデータベースです。Pythonからは専用の命令を使って、まるで辞書を引くように簡単に操作できますよ。」

生徒

「辞書を引くような感覚ですね!具体的にどんな命令を使うのか知りたいです。」

先生

「基本となるのは、保存のセット、取得のゲット、そして削除のデリートです。実際の使い方を詳しく解説していきますね!」

1. Redisの基本概念!キーと値のペアとは?

1. Redisの基本概念!キーと値のペアとは?
1. Redisの基本概念!キーと値のペアとは?

Redis(レディス)は、NoSQL(ノーエスキューエル)という種類のデータベースで、特に「キー・バリューストア」と呼ばれます。プログラミングやパソコンが初めての方に分かりやすく例えると、これは「名前付きのロッカー」のようなものです。

ロッカーの一つ一つに「名前(キー)」を貼り、その中に「荷物(値・バリュー)」を入れます。後で荷物を取り出したいときは、ロッカーの名前さえ分かれば、中身をすぐに見つけることができます。Pythonはこの「ロッカーに荷物を入れる」「ロッカーから荷物を出す」「ロッカーを空にする」という作業を、文字を入力するだけで自動で行ってくれます。このシンプルさが、Redisが高速で使いやすいと言われる最大の理由です。

2. PythonでRedisを動かす準備:redis-pyの導入

2. PythonでRedisを動かす準備:redis-pyの導入
2. PythonでRedisを動かす準備:redis-pyの導入

PythonでRedisを操作するには、redis-pyという名前のライブラリを使います。ライブラリとは、特定の作業を簡単にするために誰かが作ってくれた「便利な道具箱」のことです。これを使うには、まず自分のパソコンにこの道具箱をインストールする必要があります。

インストールは非常に簡単で、パソコンの「コマンドプロンプト」や「ターミナル」という文字を入力する画面で、以下の魔法の言葉を入力するだけです。これにより、PythonがRedisと定規やハサミを使うように会話できるようになります。プログラミング未経験の方でも、この準備さえ終わればすぐにデータの保存を始められます。


# 道具箱(ライブラリ)をインストールする命令
# pip install redis

3. データベースに接続してみよう:Connectionの設定

3. データベースに接続してみよう:Connectionの設定
3. データベースに接続してみよう:Connectionの設定

道具が揃ったら、次はRedisという「建物」に接続します。これをコネクションと呼びます。Pythonのプログラムの中で、「どこにあるRedisに繋ぐのか」を指定する必要があります。通常、自分のパソコンで動かしている場合は、住所を「localhost(ローカルホスト)」、入り口の番号を「6379」に設定します。

この接続作業は、電話をかけるようなものです。正しい番号(ポート番号)と住所を指定すれば、PythonとRedisの間に専用の通信回線が開通します。これで準備万端です。以下のコードは、接続して「繋がっているかな?」と確認する基本的な書き方です。


import redis

# Redisサーバーに接続します
# hostは住所、portは入り口番号、dbは使う部屋の番号です
r = redis.Redis(host='localhost', port=6379, db=0)

# ping命令で接続を確認!Trueが返ってくれば成功です
print(r.ping())

True

4. データを保存する:setメソッドの使い方

4. データを保存する:setメソッドの使い方
4. データを保存する:setメソッドの使い方

いよいよデータの保存です。Redisでデータを保存する命令は set(セット) と言います。これは「キー(ロッカーの名前)」と「バリュー(中身)」を指定して、データベースに置く作業です。

例えば、「今日の天気」という名札を付けて「晴れ」という文字を保存したい場合、Pythonではたった一行で書けます。このとき、もし同じ名前の名札が既にあったら、古い中身は捨てられて新しい中身に上書きされます。最新の情報を常に置いておきたい時に非常に便利な機能です。プログラミング未経験の方でも、言葉をセットするだけなので直感的に理解できるはずです。


import redis

r = redis.Redis(host='localhost', port=6379, db=0)

# 'my_key'という名前に 'Hello Redis' という文字を保存します
r.set('my_key', 'Hello Redis')

print("データの保存が完了しました。")

5. データを取り出す:getメソッドの使い方

5. データを取り出す:getメソッドの使い方
5. データを取り出す:getメソッドの使い方

保存したデータを取り出すときは、 get(ゲット) 命令を使います。名札(キー)を指定するだけで、Redisがその中身を探して持ってきてくれます。ただし、一点だけ注意があります。Redisから取り出したデータは、パソコンが読みやすい「バイト型」という少し特殊な形式になっています。

私たちが普段読む「文字列」として表示するには、 decode('utf-8') という処理を行います。これは「人間が読める言葉に翻訳してね」という指示だと思ってください。この翻訳作業を加えることで、画面に正しく文字が表示されるようになります。ロッカーから取り出した荷物を、使いやすいように袋から出す作業に似ていますね。


import redis

r = redis.Redis(host='localhost', port=6379, db=0)

# 'my_key' という名札の中身を取り出します
value = r.get('my_key')

# バイト形式から文字形式に変換(翻訳)して表示します
if value:
    print(value.decode('utf-8'))

Hello Redis

6. データを削除する:deleteメソッドの使い方

6. データを削除する:deleteメソッドの使い方
6. データを削除する:deleteメソッドの使い方

使い終わったデータや、間違えて保存したデータを消したいときは、 delete(デリート) 命令を使います。これは、ロッカーの名札を剥がして中身を完全に片付ける作業です。削除したい名札(キー)の名前を伝えるだけで、Redisが綺麗に消去してくれます。

削除に成功すると「1」という数字が返ってきます。これは「一つ消しました」という意味です。存在しない名札を消そうとした場合は「0」が返ってくるので、正しく消せたかどうかの目安になります。データの整理整頓は、データベースを快適に動かし続けるための基本です。


import redis

r = redis.Redis(host='localhost', port=6379, db=0)

# 'my_key' というデータを削除します
result = r.delete('my_key')

if result == 1:
    print("データを無事に削除しました。")
else:
    print("そのデータは見つかりませんでした。")

7. データの存在を確認する:existsメソッド

7. データの存在を確認する:existsメソッド
7. データの存在を確認する:existsメソッド

「この名前のデータ、もう保存したっけ?」と確認したいときに使うのが exists(イグジスツ) です。これはロッカーの名札を外から眺めて、そこに名前があるかどうかを調べる機能です。データが存在すれば「1」、なければ「0」を教えてくれます。

プログラミングでは、いきなりデータを取り出そうとして「中身がない!」とエラーになるのを防ぐために、事前にこの確認を行うことがよくあります。未経験の方も、作業の前に一度「あるかな?」と確かめる癖をつけると、スムーズな操作ができるようになりますよ。

8. 複数のデータを一気に扱う:msetとmget

8. 複数のデータを一気に扱う:msetとmget
8. 複数のデータを一気に扱う:msetとmget

一つずつ保存したり取り出したりするのが面倒なときは、 mset(エムセット)mget(エムゲット) という「複数形」の命令が役立ちます。「m」はマルチ(多くの)という意味です。これを使うと、一気にたくさんのロッカーに荷物を入れたり、複数のロッカーから一斉に荷物を集めたりできます。

例えば、ユーザーの名前、年齢、住所を一度に保存したい時に、命令を3回送るのではなく、1回で済ませることができます。これにより、パソコン同士の通信の回数が減り、さらに動作が速くなります。Redisの「爆速」という特徴を最大限に活かすテクニックの一つです。


import redis

r = redis.Redis(host='localhost', port=6379, db=0)

# 複数のデータを一度に保存します
r.mset({'user:1': '田中', 'user:2': '鈴木', 'user:3': '佐藤'})

# 複数のデータを一度に取り出します
users = r.mget(['user:1', 'user:2', 'user:3'])

# 取り出したデータを翻訳して表示
for user in users:
    print(user.decode('utf-8'))

田中
鈴木
佐藤

9. 保存された全てのキーを確認する:keysメソッド

9. 保存された全てのキーを確認する:keysメソッド
9. 保存された全てのキーを確認する:keysメソッド

「今、全部でどんな名札があるんだろう?」と一覧を見たいときは keys(キーズ) 命令を使います。 * (アスタリスク)という記号を一緒に使うと、「全部」という意味になります。これを使うと、現在データベースにある全てのキーの名前を表示してくれます。

ただし、本物の仕事で使うような巨大なデータベースでは、この命令は非常に時間がかかることがあるため注意が必要です。練習や学習の段階では、自分がどんなデータを保存したか確認するために積極的に使ってみましょう。自分の書いた文字が一覧で出てくるのは、プログラミングの楽しさを感じる瞬間でもあります。

10. 安全に使うためのヒント:データ型に注意

10. 安全に使うためのヒント:データ型に注意
10. 安全に使うためのヒント:データ型に注意

Redisには、今回紹介した単純な文字の他にも、数字を足し算できる形式や、複数のデータをまとめて管理できる「リスト」という形式など、色々な「型」があります。初心者のうちは、まず「文字を保存して取り出す」という基本をしっかりマスターしましょう。

また、Redisはパソコンの電源が切れるとデータが消えてしまう設定になっていることが多いため、大事な情報を長期間保存するよりは、一時的なメモとして使うのが一般的です。この特性を理解して、PythonとRedisを組み合わせた高速なアプリ作りに挑戦してみてください。一歩ずつ進めば、必ず使いこなせるようになります!

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