Pythonの辞書(dict)の基本と操作方法!キーと値を活用するデータ管理を学ぼう
生徒
「Pythonで『辞書(じしょ)』って出てきたんですけど、本の辞書と関係あるんですか?」
先生
「いい質問だね。Pythonの『辞書(dict型)』も、実際の辞書と同じように『単語と意味』のような『キーと値』のペアを扱うデータ型なんだよ。」
生徒
「なんとなくわかってきました!どうやって作ったり使ったりするんですか?」
先生
「じゃあ、Pythonの辞書型の作り方から、値の取り出し、追加、削除、更新、検索まで順番にやってみよう!」
1. Pythonの辞書(dict)とは?
Pythonの辞書型(dict型)は、「キー(key)」と「値(value)」をセットにしてデータを管理するための型です。
たとえば、「名前」と「年齢」を1つのまとまりとして扱いたいときなどに使います。
辞書は {}(波かっこ)を使って作ります。
person = {
"名前": "たろう",
"年齢": 20,
"職業": "学生"
}
print(person)
{'名前': 'たろう', '年齢': 20, '職業': '学生'}
2. 辞書から値を取り出す方法
辞書から値を取り出すには、キーを使います。リストのように番号ではなく、名前で呼び出すイメージです。
print(person["名前"])
print(person["年齢"])
たろう
20
3. 値の追加・変更(更新)
辞書に新しいデータを追加したり、すでにある値を変更したいときも、[]を使って簡単にできます。
person["出身地"] = "東京"
person["年齢"] = 21
print(person)
{'名前': 'たろう', '年齢': 21, '職業': '学生', '出身地': '東京'}
4. 辞書の要素を削除する
del文を使えば、特定のキーとその値を辞書から削除できます。
del person["職業"]
print(person)
{'名前': 'たろう', '年齢': 21, '出身地': '東京'}
5. 辞書のすべてのキー・値・ペアを取り出す
辞書には便利なメソッドがいくつか用意されています。
keys():すべてのキーを取得values():すべての値を取得items():すべてのキーと値のペアを取得
print(person.keys())
print(person.values())
print(person.items())
dict_keys(['名前', '年齢', '出身地'])
dict_values(['たろう', 21, '東京'])
dict_items([('名前', 'たろう'), ('年齢', 21), ('出身地', '東京')])
6. キーが存在するか確認する方法
in演算子を使えば、特定のキーが辞書の中にあるかどうかを確認できます。
print("名前" in person)
print("趣味" in person)
True
False
間違って存在しないキーを使うとエラーになるので、先に確認してから使うと安全です。
7. 実生活の例で辞書を使ってみよう
たとえば、商品名とその値段を記録する「メニュー表」のような使い方ができます。
menu = {
"カレー": 500,
"ラーメン": 600,
"うどん": 400
}
print(menu["ラーメン"])
600
このように、名前と値段、商品コードと在庫数など「ひとつの名前に対応する情報」があるときに、Pythonの辞書はとても便利です。
まとめ
Pythonの辞書(dict)で学んだ基本ポイントの振り返り
ここまで、Pythonの辞書(dict)について、基本的な考え方から具体的な操作方法までを順番に学んできました。 辞書は「キー」と「値」をセットにしてデータを管理できるデータ構造であり、リストやタプルとは異なり、 数字の順番ではなく、意味のある名前でデータにアクセスできる点が大きな特徴です。 Pythonの辞書型を使うことで、名前と年齢、商品名と価格、設定項目と設定値など、 現実世界の情報をそのままの形でプログラム上に表現しやすくなります。
辞書の作成では波かっこを使い、キーと値をコロンで結びます。 この基本構文を理解することで、Pythonのデータ管理の幅が大きく広がります。 また、キーを指定して値を取り出す操作は、プログラムの可読性を高め、 後からコードを見直したときにも内容が理解しやすくなる利点があります。
値の追加や変更が簡単にできる点も、Pythonの辞書が多くの場面で使われる理由のひとつです。 すでに存在するキーに新しい値を代入すれば更新となり、 存在しないキーを指定すれば新しいデータの追加になります。 この柔軟さは、設定情報の管理やユーザー情報の更新処理などで特に役立ちます。
辞書操作を活用したサンプルプログラム
辞書の理解を深めるために、ここでも簡単なサンプルを確認してみましょう。 以下は、学習した内容を組み合わせた基本的な辞書操作の例です。
student = {
"名前": "はなこ",
"学年": 2,
"得意科目": "数学"
}
student["部活動"] = "バスケットボール"
student["学年"] = 3
if "得意科目" in student:
print(student["得意科目"])
del student["部活動"]
print(student)
このように、Pythonの辞書を使えば、情報の追加、更新、確認、削除を一連の流れとして自然に書くことができます。 実際のアプリケーション開発や業務自動化の場面でも、 辞書型は非常に高い頻度で利用される重要な要素です。
Python辞書を理解することで広がる応用力
辞書の基本操作を身につけると、より複雑なプログラムにも対応できるようになります。 たとえば、辞書の中にリストや別の辞書を入れることで、 階層構造を持つデータを扱うことも可能です。 これはWeb開発やデータ処理、設定ファイルの読み書きなど、 さまざまな分野で欠かせない考え方となります。
Python初心者の段階で辞書型に慣れておくことで、 後に学ぶフレームワークや外部ライブラリの理解もスムーズになります。 辞書は単なるデータ型ではなく、Pythonらしい書き方を支える重要な基礎知識と言えるでしょう。
生徒「Pythonの辞書って、最初は難しそうだと思っていましたけど、実際はすごく便利ですね。」
先生「そうだね。キーと値で管理できるから、データの意味が分かりやすくなるんだ。」
生徒「リストみたいに順番を気にしなくていいのも助かります。」
先生「その通り。名前でデータを取り出せるのが辞書の強みだよ。」
生徒「追加や変更、削除も簡単にできるので、実際のプログラムで使うイメージが湧きました。」
先生「理解できていていいね。Pythonの辞書は、これから先の学習でも必ず出てくる重要な要素だから、ぜひ何度も使って慣れていこう。」