Pythonの数値型をマスターしよう!初心者でもわかる整数と浮動小数点数の違いと使い方
生徒
「Pythonっていうプログラミング言語を始めたんですが、『数値型』ってなんですか?」
先生
「おっ、いいところに気づいたね。Pythonの『数値型(すうちがた)』っていうのは、数字を扱うためのデータの種類のことなんだ。」
生徒
「数字って1とか3.14みたいなやつですか?」
先生
「そうそう!例えば『整数(せいすう)』と『浮動小数点数(ふどうしょうすうてんすう)』っていう2つがあるんだ。今日はそれをわかりやすく教えてあげるよ!」
1. Pythonの数値型とは?
Python(パイソン)では、数字を使うときに「数値型(すうちがた)」と呼ばれるデータの種類を使います。この「データ型」というのは、コンピューターがどんな種類の情報を扱うかを知るためのラベルのようなものです。
たとえば「りんご3個」というとき、「りんご」はモノ、「3」は数です。Pythonではこの「3」の部分が「数値型」にあたります。
2. 整数(int型)とは?
「整数(せいすう)」は、1、2、3、-5、0など、小数点のない数字のことを指します。Pythonでは「int(イント)」という名前で使われます。
たとえば、りんごが3個ありますというとき、「3」は整数ですね。
apple_count = 3
print(apple_count)
3
このように、整数は数を正確に数えるときに使います。マイナスの数(例:-10)も整数として扱えます。
3. 浮動小数点数(float型)とは?
「浮動小数点数(ふどうしょうすうてんすう)」は、3.14や0.5、-2.75のような「小数点を含む数字」のことです。Pythonでは「float(フロート)」という名前で使われます。
たとえば、ケーキを半分食べたら「0.5個食べた」と表現できますね。この「0.5」が浮動小数点数です。
cake_eaten = 0.5
print(cake_eaten)
0.5
4. int型とfloat型の見分け方と使い分け
数字を使うとき、「小数点があるかどうか」でintかfloatかを決めます。
- 小数点なし →
int(例:10, -3, 0) - 小数点あり →
float(例:3.14, -0.5, 2.0)
例えば、人の年齢は「25歳」など小数がないのでint、水の量は「1.5リットル」など小数になるのでfloatが使われます。
5. 実際にint型とfloat型を使ってみよう!
以下のコードでは、整数と浮動小数点数の両方を使って計算しています。
apple = 3
price_per_apple = 120.5
total_price = apple * price_per_apple
print(total_price)
361.5
このように、整数と浮動小数点数は一緒に使っても大丈夫です。自動的に計算してくれます!
6. データ型の確認方法
Pythonではtype()という関数を使うと、変数のデータ型を調べることができます。
a = 10
b = 3.14
print(type(a))
print(type(b))
<class 'int'>
<class 'float'>
intやfloatといった型が表示されるので、初心者のうちはよく確認しながら練習しましょう。
7. float型の注意点
浮動小数点数(float)には、コンピューターの計算上ちょっとしたズレが出ることがあります。例えば、0.1と0.2を足すと「0.3」にならないこともあるんです。
print(0.1 + 0.2)
0.30000000000000004
これはPythonのバグではなく、コンピューターの仕組みによるものです。もし正確な計算が必要な場合は、他の方法を使うことも検討されます(ただし初心者のうちはあまり気にしなくてOK!)。
8. 数字を文字列に変換する
数字を文字として使いたいときは、str()関数で文字列に変換します。たとえば、画面に「私は25歳です」と表示させたいときなどに使います。
age = 25
message = "私は" + str(age) + "歳です"
print(message)
私は25歳です
まとめ
Pythonという言葉に触れたとき、整数や浮動小数点数といった数値の基本がどれほど重要なのかを改めて考えることは、今後の学習全体を大きく底上げするうえで非常に意味があります。数値の扱いは、単に計算を行うだけでなく、プログラムが「どんな情報をどう解釈するか」という根本的な理解につながります。たとえば、整数は明確な数量を表すため条件分岐との相性が良く、浮動小数点数は量や割合、精度を扱うため計算処理やデータ分析の現場で欠かせません。こうした性質を知っておくと、後々複雑なロジックを組むときに「どの型を選べばよいか」が自然と判断できるようになります。
また、Pythonでは型の違いによって計算結果の扱い方が変わるため、型を理解しておくことはエラーを未然に防ぐもっとも効率的な方法でもあります。とくに初心者がつまずきやすいのは「思っていた値と計算結果が違う」という状況ですが、これは型に対する理解が深まってくると自然と減っていきます。type() を使って型を確認する習慣は、まるで自分のプログラムに顕微鏡を当てるようにデータの正体を見極める力を育て、安定したコードを書くための基盤となります。
さらに、実務に目を向けると、数値型の理解が分析処理や可視化の品質を左右します。売上データの推移、気温の変化、ゲーム内のパラメータ調整など、あらゆる分野のデータが整数と浮動小数点数で表されています。たとえば、誤差の存在を知っていると「なぜ0.1と0.2がぴったり0.3にならないのか」を説明できるようになり、数値計算の信頼性を高める工夫(例えば丸め処理やDecimalの利用)へと発展させることができます。このような考え方は、プログラミングだけでなく論理的な思考力の向上にも役立ちます。
サンプルプログラム(かんたんな復習)
value_int = 10
value_float = 2.5
result = value_int * value_float
print("計算結果は", result, "です")
生徒
「きょうの学習で、整数と浮動小数点数のちがいがはっきりわかりました。とくに小数があるだけで型がかわるのが新鮮でした。」
先生
「その気づきはとてもたいせつだよ。Pythonでは数字の型を意識すると、計算の結果や処理の流れがずっと理解しやすくなるんだ。」
生徒
「浮動小数点数のずれも実際に見ておどろきました。なんであんなふうになるんですか?」
先生
「それはコンピューターの内部で数字をあつかうときの仕組みに理由があるんだ。Pythonだけじゃなく、いろいろな言語でも同じような特性があるんだよ。」
生徒
「なるほど……。でも正確に計算したい場面では気をつければいいってことですね。」
先生
「そうだね。大切なのは特性を知っておくこと。知っていれば正しく使い分けられるし、大きなまちがいを防げるよ。」
生徒
「きょうの内容をふりかえってみると、数字の型って思ったより奥が深いんですね。もっと練習してみたくなりました。」
先生
「その意欲がいちばん大事だよ。これから条件分岐や繰り返しなどを学ぶときも、今回の知識がしっかり役に立つはずだから、どんどん手を動かして学んでいこう。」