Pythonの辞書とは?基本の作成・追加・更新・削除の方法を初心者向けに解説
生徒
「Pythonでよく聞く“辞書”って、どんなものなんですか?」
先生
「辞書(dict)は、Pythonでとても便利なデータの形なんだ。言葉の辞書のように、“ことば”と“意味”をセットで覚えられるよ。」
生徒
「なるほど!でも、どうやって作ったり、データを追加したりするんですか?」
先生
「それじゃあ、基本から丁寧に解説していこうか!」
1. Pythonの辞書とは?
辞書(dictionary)とは、Pythonで使えるキー(名前)と値(データ)の組み合わせを保存するデータ型です。英語ではdict(ディクト)と呼びます。
たとえば、「名前」と「年齢」をセットで保存したいときに辞書を使うと、とても分かりやすくなります。
person = {"名前": "たろう", "年齢": 20}
この例では、「名前」がキーで「たろう」がその値です。「年齢」も同じ仕組みで保存されています。
2. 辞書を作る基本の書き方
辞書は中カッコ({})を使って作ります。複数の項目を入れる場合は、カンマ,で区切ります。
fruits = {
"りんご": 100,
"バナナ": 120,
"みかん": 80
}
このように「果物の名前」がキー、「値段」が値になっています。
3. 値の取り出し方(キーを使ってアクセス)
辞書からデータを取り出すには、キーを指定してアクセスします。
print(fruits["りんご"])
100
このように、カッコの中にキーを書くと、そのキーに対応する値を取り出せます。
4. 辞書に新しいデータを追加する方法
新しいデータを追加するには、新しいキーと値を代入すればOKです。
fruits["ぶどう"] = 150
これで「ぶどう」という新しい果物が追加されました。
5. 辞書の値を更新する(上書き)
すでにあるキーに別の値を代入すれば、上書き(更新)ができます。
fruits["りんご"] = 110
これで「りんご」の値段が100円から110円に変更されます。
6. 辞書のデータを削除する方法
del(削除)を使えば、特定のキーとその値を辞書から取り除けます。
del fruits["みかん"]
これで「みかん」が辞書から消えます。
7. キーがあるか確認する方法
辞書に特定のキーがあるか調べたいときは、inを使います。
if "バナナ" in fruits:
print("バナナはあります!")
バナナはあります!
間違って存在しないキーを使うとエラーになるので、この確認はとても大切です。
8. 初心者におすすめの辞書の使い方
辞書はたくさんの場面で活用できます。以下はその一例です。
- 生徒の名前と点数の管理
- 商品名と価格の管理
- 日付と予定をひもづけてカレンダー的に使う
scores = {
"さとし": 85,
"ゆうこ": 90,
"けん": 78
}
「名前」で呼び出して「点数」を取り出せるから、とっても便利!
9. 空の辞書を作るには?
まずは空っぽで辞書を作って、あとからデータを追加することもできます。
my_dict = {}
ここから少しずつデータを入れて、自分だけの情報を保存していきましょう!
まとめ
Pythonの辞書を学ぶ意義と全体の振り返り
今回の記事では、Pythonにおける辞書の基本的な考え方から、作成方法、値の取り出し方、データの追加や更新、削除、存在確認までを順番に学んできました。辞書は、キーと値を組み合わせて情報を管理できるため、プログラミング初心者にとっても理解しやすく、実務や学習のさまざまな場面で活躍します。リストやタプルとは異なり、意味のある名前でデータにアクセスできる点が、Pythonの辞書の大きな特徴です。
Pythonの辞書を正しく理解すると、データ管理の考え方そのものが変わります。単なる数字の並びではなく、「何の情報なのか」を明確にした状態で扱えるため、コードの可読性が高まり、あとから見直したときにも理解しやすくなります。初心者のうちから辞書を使いこなせるようになることは、Python学習を継続していく上で非常に大きな強みになります。
辞書の基本操作を整理して理解する
辞書の作成では、中カッコを使い、キーと値をコロンで結びます。この基本構文を覚えることで、Pythonの辞書は一気に身近な存在になります。値の取り出しではキーを指定し、追加や更新では代入の考え方を使います。削除には削除専用の書き方があり、存在確認には専用の演算子を使います。これらの操作は、すべて日常的なデータ管理の感覚と結びついているため、繰り返し練習することで自然と身につきます。
特に初心者の段階では、「辞書は難しそう」という印象を持たれがちですが、実際には人が情報を整理する方法にとても近い仕組みです。名前と年齢、商品と価格、生徒と点数など、身近な例に置き換えることで、Pythonの辞書は一気に理解しやすくなります。
サンプルプログラムでイメージを固める
profile = {
"名前": "はなこ",
"学年": "中学二年",
"得意科目": "数学"
}
profile["得意科目"] = "理科"
profile["部活動"] = "テニス"
if "名前" in profile:
del profile["学年"]
このサンプルでは、辞書の作成、値の更新、新しい情報の追加、そして削除までを一通り確認できます。実際の学習やアプリ開発でも、このように辞書を使って情報をまとめて管理する場面は非常に多くあります。Pythonの辞書を使いこなせるようになると、プログラム全体の構造をシンプルに保つことができ、バグの発生も抑えやすくなります。
辞書を使いこなすことで広がる学習の可能性
辞書は、Pythonの基礎文法の中でも特に重要な要素の一つです。今後、条件分岐や繰り返し処理、関数、さらにはデータ分析やウェブアプリケーション開発を学んでいく際にも、辞書は必ず登場します。早い段階で辞書の考え方に慣れておくことで、次の学習ステップへの理解が格段に深まります。
Python初心者の方は、まずは小さな辞書を作り、自分の生活に関係する情報を管理してみるのがおすすめです。身近な題材を使うことで、辞書の便利さを実感しやすくなり、プログラミングそのものへの苦手意識も自然と薄れていきます。
生徒「辞書って、最初は難しそうだと思っていましたが、名前と情報を結びつけるだけなんですね。」
先生「その通りだよ。Pythonの辞書は、人がノートにメモをまとめる感覚にとても近いんだ。」
生徒「追加や更新も、普通に代入するだけでいいのが分かりやすかったです。」
先生「そこが辞書の良いところだね。キーを意識すれば、どんな情報でも整理できるようになるよ。」
生徒「これから条件分岐や繰り返しと一緒に使ってみたいです。」
先生「ぜひ挑戦してみよう。辞書を使いこなせるようになると、Pythonの世界が一気に広がるからね。」