FlaskとDataTablesを連携してテーブル表示を強化する手順を完全ガイド!初心者でもわかるテーブル表示の基本
生徒
「先生、Flaskで作ったWebページにデータを表の形で表示したいんですけど、もっと見やすくできないですか?」
先生
「いい質問ですね。Flaskで作ったテーブルをもっと便利にしたいなら、JavaScriptのDataTables(データテーブルズ)を使う方法があります。」
生徒
「DataTablesって何ですか?Pythonでやるんじゃないんですか?」
先生
「DataTablesは、HTMLのテーブルを自動で検索・並び替え・ページ分けできるようにするJavaScriptライブラリです。Flaskと組み合わせると、見やすくて操作しやすいテーブルを簡単に作れるんですよ。」
生徒
「なるほど!Flaskでデータを用意して、DataTablesで表示するってことですね!」
先生
「その通り!じゃあ、FlaskとDataTablesを連携させて表を強化する方法を、最初から順番に学んでいきましょう。」
1. FlaskとDataTablesの連携とは?
Flask(フラスク)はPythonでWebアプリを作るためのフレームワークです。DataTables(データテーブルズ)は、HTMLの表を高機能にするためのJavaScriptライブラリです。この2つを組み合わせると、データの表示がとても便利になります。
たとえば、普通のHTMLの表だと「並び替え」や「検索」はできませんが、DataTablesを使うと自動で次のような機能が付きます:
- 列ごとのソート(昇順・降順)
- キーワード検索
- ページネーション(ページ分割)
- デザインの自動整形
これらの機能は、JavaScriptの知識がなくても簡単に導入できます。つまり、Flaskがデータを用意し、DataTablesがそれを見やすく表示するという役割分担です。
2. Flaskでデータを準備する
まず、Flaskの基本的なコードを書きます。Pythonでリストや辞書の形でデータを用意し、それをテンプレート(HTML)に渡します。
from flask import Flask, render_template
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def index():
users = [
{"id": 1, "name": "田中太郎", "age": 28, "email": "taro@example.com"},
{"id": 2, "name": "佐藤花子", "age": 34, "email": "hanako@example.com"},
{"id": 3, "name": "鈴木一郎", "age": 22, "email": "ichiro@example.com"}
]
return render_template("table.html", users=users)
if __name__ == "__main__":
app.run(debug=True)
このコードでは、Flaskのrender_template()関数を使ってtable.htmlというテンプレートを表示しています。そして、Pythonのリスト形式で作ったユーザーデータをHTML側に渡しています。
3. DataTablesを使ったHTMLテンプレート
次に、templatesフォルダにtable.htmlを作りましょう。この中でDataTablesを読み込み、Flaskから渡されたデータをテーブルに表示します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>FlaskとDataTablesの連携</title>
<!-- DataTablesのCSSとJSをCDNで読み込む -->
<link rel="stylesheet" href="https://cdn.datatables.net/1.13.6/css/jquery.dataTables.min.css">
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
<script src="https://cdn.datatables.net/1.13.6/js/jquery.dataTables.min.js"></script>
</head>
<body>
<div class="container mt-4">
<h1>Flask × DataTablesで高機能テーブル表示</h1>
<table id="userTable" class="display">
<thead>
<tr>
<th>ID</th>
<th>名前</th>
<th>年齢</th>
<th>メールアドレス</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
{% for user in users %}
<tr>
<td>{{ user.id }}</td>
<td>{{ user.name }}</td>
<td>{{ user.age }}</td>
<td>{{ user.email }}</td>
</tr>
{% endfor %}
</tbody>
</table>
</div>
<script>
$(document).ready(function () {
$('#userTable').DataTable({
language: {
url: "https://cdn.datatables.net/plug-ins/1.13.6/i18n/ja.json"
}
});
});
</script>
</body>
</html>
このHTMLでは、Flaskから受け取ったusersのデータを表の中でループして表示しています。DataTablesを有効にするには、最後に$('#userTable').DataTable()を呼び出します。これだけで、テーブルに自動で検索や並び替え機能が付きます。
4. DataTablesを理解しよう
DataTablesは、HTMLの表(<table>タグ)を読み取り、見やすく整形してくれるツールです。特徴的なのは、特別なプログラミングをしなくても機能が増える点です。
- 自動ソート:列をクリックするだけで昇順・降順が切り替わる
- リアルタイム検索:検索欄に文字を入力すると即座に絞り込み
- ページ分割:多くのデータを分割して表示できる
たとえば、1000件のデータがあっても、ページごとに分けて表示できるので表示が遅くなりません。
5. DataTablesの日本語化設定
DataTablesはデフォルトでは英語で表示されますが、日本語にすることもできます。上の例のように、language.urlで日本語の設定ファイルを指定すれば、ボタンやメッセージもすべて日本語になります。
たとえば、「Search」→「検索」、「Next」→「次へ」といったように、自動で翻訳されるのでとても便利です。
6. BootstrapとDataTablesを組み合わせる
DataTablesはBootstrap(ブートストラップ)と組み合わせることで、見た目をよりきれいにすることも可能です。Bootstrapとは、WebページをデザインするためのCSSフレームワークです。
以下のようにCSSとJSを追加すれば、Bootstrap風のデザインになります。
<link rel="stylesheet" href="https://cdn.datatables.net/1.13.6/css/dataTables.bootstrap5.min.css">
<script src="https://cdn.datatables.net/1.13.6/js/dataTables.bootstrap5.min.js"></script>
こうすることで、表のデザインがモダンになり、スマートフォンでも見やすい表示になります。
7. FlaskとDataTablesの連携の流れを整理しよう
ここまでで、FlaskとDataTablesの連携の全体像を整理しておきましょう。
- FlaskでPythonのデータを準備する
render_template()でHTMLにデータを渡す- HTMLでテーブルを作成し、
{% for %}でループ表示する - DataTablesを読み込んで、
$('#tableID').DataTable()を呼び出す
この流れさえ理解すれば、どんなデータでも簡単に見やすい表にできます。初心者の方でも、コピー&ペーストで実装できます。
まとめ
FlaskとDataTablesを組み合わせるしくみを振り返ると、Python側で整えた情報をWebブラウザに渡し、それをDataTablesが読み取って見やすいテーブルに変換する流れが非常に自然であり、初心者でも理解しやすい構造になっていることがわかります。特に、検索・並び替え・ページ分割といった日常的に使われる機能が、自動で付与されるという使いやすさは、データ管理や一覧表示の開発を大きく助けてくれます。また、Flaskが扱う辞書やリストの形をHTMLに渡し、ループ処理で整然と表示する仕組みは他のWeb開発にも応用がきくため、テーブル表示を学ぶことはWebアプリの理解全体を深めるうえでも価値があります。 DataTablesは単にテーブルを強化するだけでなく、膨大なデータを分割して表示できるため、画面が重くならず操作性が保たれる点も大きな利点です。さらに、日本語化の設定を組み込むことでページ切り替えや検索ボックスのメッセージが自然に変化し、利用者にとっても直感的に使いやすい環境が整います。Bootstrapと組み合わせれば、スマートフォンでも見やすく整ったデザインになり、現代的なWebアプリとしての完成度が高まります。このように、Flaskで準備したデータをDataTablesで整える流れは、情報が多い画面を扱うときにとても頼りになる技術といえるでしょう。
サンプルプログラム(振り返りとして確認)
以下は、基本構造の復習として理解を深めるためのコード例です。実際のアプリケーションでも同じ形式でデータを受け渡す場面が多いので、形を覚えておくと便利です。
@app.route("/sample")
def sample():
items = [
{"id": 10, "name": "山田次郎", "age": 30, "email": "jiro@example.com"},
{"id": 11, "name": "高橋美咲", "age": 27, "email": "misaki@example.com"}
]
return render_template("sample_table.html", items=items)
<table id="sampleTable" class="display">
<thead>
<tr>
<th>番号</th>
<th>氏名</th>
<th>年齢</th>
<th>連絡先</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
{% for item in items %}
<tr>
<td>{{ item.id }}</td>
<td>{{ item.name }}</td>
<td>{{ item.age }}</td>
<td>{{ item.email }}</td>
</tr>
{% endfor %}
</tbody>
</table>
<script>
$(document).ready(function () {
$('#sampleTable').DataTable({
language: {
url: "https://cdn.datatables.net/plug-ins/1.13.6/i18n/ja.json"
}
});
});
</script>
DataTablesが自動でソート・検索・ページ分割を行うため、開発者はデータの準備に集中できます。Flaskで辞書形式のデータを整え、テンプレートに渡す基本パターンを理解しておけば、業務データの一覧化や顧客管理、商品一覧など幅広いケースに応用できます。大量データを扱う場合でも、テーブルが軽快に動作するため、ユーザーにとっても扱いやすいページ構成になります。また、日本語設定を適用することで、操作に迷うことなくデータを閲覧できるようになり、より自然な利用体験へとつながります。
生徒
「今日の内容で、Flaskがデータを渡してDataTablesが見やすくしてくれるという流れが理解できました。思っていたより操作も簡単でした。」
先生
「その感覚はとても大切です。データを準備する側と表示する側を分けて考えられると、Webアプリの構造が一気にわかりやすくなりますよ。」
生徒
「検索や並び替えが自動で付くのは本当に便利ですね。実際のアプリにもすぐ使えそうです。」
先生
「そうなんです。DataTablesは操作性が高く、幅広いプロジェクトで活用されています。Bootstrapと組み合わせれば見た目も整うので、今後のアプリ開発でも頼りになりますよ。」
生徒
「次はリアルタイムデータにも挑戦してみたいです!」
先生
「いいですね。その意欲があれば、もっと高度な表現にもすぐ到達できますよ。今回の理解を土台にして、さらに発展させていきましょう。」