カテゴリ: Flask 更新日: 2025/12/11

Flaskとフロントエンド開発でよくあるエラーと解決策まとめ!初心者向けに丁寧に解説

Flaskとフロントエンド開発でよくあるエラーと解決策まとめ
Flaskとフロントエンド開発でよくあるエラーと解決策まとめ

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Flaskとフロントエンドを組み合わせて開発しているのですが、エラーがたくさん出てしまって困っています…。どう対処すればいいんですか?」

先生

「FlaskとHTMLやJavaScript、CSSを組み合わせると、サーバー側とフロント側の両方でエラーが出やすくなりますね。でも、原因が分かれば必ず解決できます。今日は初心者でも理解できるように、よくあるエラーとその対処法をまとめて学びましょう。」

生徒

「お願いします!どんなエラーが多いんですか?」

先生

「実際の開発現場でもよく起きる、代表的なFlask+フロントエンドのエラーを順番に紹介しますね。」

1. Flaskが静的ファイル(CSS・JS)を読み込まないエラー

1. Flaskが静的ファイル(CSS・JS)を読み込まないエラー
1. Flaskが静的ファイル(CSS・JS)を読み込まないエラー

Flaskでは、デフォルトでstaticフォルダ内のファイルを「静的ファイル」として扱います。しかし、CSSやJavaScriptが反映されないというトラブルが初心者によくあります。

原因は、HTMLでのパス指定が間違っていることが多いです。Flaskでは直接パスを書くのではなく、url_for()関数を使うのが正しい方法です。


<!-- 間違った書き方 -->
<link rel="stylesheet" href="/static/style.css">

<!-- 正しい書き方 -->
<link rel="stylesheet" href="{{ url_for('static', filename='style.css') }}">

このように書くことで、Flaskが自動的に正しいURLを生成してくれるため、環境が変わっても動作します。初心者はここでつまずくことが多いので注意しましょう。

2. Jinja2テンプレートでJavaScriptが動かない

2. Jinja2テンプレートでJavaScriptが動かない
2. Jinja2テンプレートでJavaScriptが動かない

FlaskのテンプレートエンジンであるJinja2は、{{ }}{% %}などの構文を使います。一方、JavaScriptのテンプレート文字列やフレームワーク(例:Vue.js)でも似た記号を使うため、衝突することがあります。

たとえば次のようなコードでは、FlaskがJavaScript内の{{ message }}を自分のテンプレートと勘違いしてエラーになります。


<script>
    const msg = "{{ message }}";  // Flaskがここを展開してしまう
</script>

このような場合は、{% raw %}{% endraw %}で囲むと、Flaskが中を無視してくれます。


{% raw %}
<script>
    const msg = "{{ message }}"; // これでエラーにならない
</script>
{% endraw %}

このテクニックは、Vue.jsやReactをFlaskテンプレートと併用する場合にもよく使われます。

3. CORSエラー(クロスオリジン)でAPI通信ができない

3. CORSエラー(クロスオリジン)でAPI通信ができない
3. CORSエラー(クロスオリジン)でAPI通信ができない

フロントエンド(JavaScript)からFlaskのAPIにデータを送るとき、CORS(クロスオリジンリソースシェアリング)というセキュリティ制限に引っかかることがあります。

たとえば、フロント側がhttp://localhost:3000で動き、Flaskがhttp://127.0.0.1:5000で動いていると、ドメインが違うため通信がブロックされます。

解決策は、Flaskの拡張機能flask-corsを使うことです。


from flask import Flask, jsonify
from flask_cors import CORS

app = Flask(__name__)
CORS(app)  # これを追加!

@app.route("/api/data")
def get_data():
    return jsonify({"message": "CORS設定ができました!"})

これで、異なるポート番号のアプリ間でも通信できるようになります。

4. JavaScriptでFlaskのデータを取得できない

4. JavaScriptでFlaskのデータを取得できない
4. JavaScriptでFlaskのデータを取得できない

フロントエンドからFlaskのAPIを呼び出す際、URLやデータ形式が間違っていると、データを受け取れません。

たとえば、以下のようにJavaScriptから/api/dataを呼び出してデータを取得します。


<script>
fetch('/api/data')
  .then(response => response.json())
  .then(data => console.log(data))
  .catch(error => console.error('通信エラー:', error));
</script>

このとき、Flask側ではJSON形式で返す必要があります。文字列をそのまま返すと、ブラウザが解釈できずにエラーになります。


from flask import Flask, jsonify

app = Flask(__name__)

@app.route("/api/data")
def data():
    return jsonify({"message": "こんにちは、フロントエンド!"})

このようにjsonify()を使うと、正しい形式でデータを送信できます。

5. テンプレートで変数が表示されない

5. テンプレートで変数が表示されない
5. テンプレートで変数が表示されない

FlaskのテンプレートでPythonの変数を渡したのに、画面に表示されない場合は、render_template()に渡すデータが正しく設定されていない可能性があります。


from flask import Flask, render_template

app = Flask(__name__)

@app.route("/")
def home():
    message = "Flaskテンプレートの変数表示テスト"
    return render_template("index.html", msg=message)

<!-- index.html -->
<p>{{ msg }}</p>

Python側の変数名(msg)とHTML内の変数名が一致しているかを確認しましょう。大文字小文字が違うだけでも表示されません。

6. Flaskのルーティングがうまく動かない

6. Flaskのルーティングがうまく動かない
6. Flaskのルーティングがうまく動かない

FlaskではURLパスを定義する際に@app.route()を使いますが、似たURLを複数登録すると競合してエラーになることがあります。


@app.route("/user")
def user_page():
    return "ユーザーページ"

@app.route("/user/<name>")
def user_profile(name):
    return f"{name}さんのプロフィール"

このような場合は、固定のURL(/user)と動的URL(/user/<name>)を分けて定義することで、正しくルーティングされます。

7. 開発中のよくあるトラブル対処のコツ

7. 開発中のよくあるトラブル対処のコツ
7. 開発中のよくあるトラブル対処のコツ
  • 画面が更新されない: ブラウザのキャッシュを削除して再読み込み(Ctrl+F5)を試しましょう。
  • 変更が反映されない: Flaskのデバッグモードを有効にします。app.run(debug=True)を設定すれば自動リロードされます。
  • フロントのJSが動かない: コンソール(開発者ツールの「Console」タブ)でエラー内容を確認しましょう。

Flaskとフロントエンドの開発は、最初は難しく感じますが、エラーを一つずつ理解すると確実にレベルアップします。

カテゴリの一覧へ
新着記事
New1
Django
Djangoプロジェクトのディレクトリ構造を完全解説!初心者でも迷わないフォルダの見方
New2
Flask
Flask×Flask-SocketIOでチャットアプリを作る流れを初心者向けにやさしく解説
New3
Flask
Flaskアプリの作り方を基礎から学ぼう!初心者が覚えるべき開発の流れとは?
New4
Flask
Flask-WTFでファイルアップロードフォームを完全ガイド!初心者でもわかる画像やPDFのアップロード方法
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
Django
Django環境構築の全手順を完全解説!初心者でも迷わないPython・Djangoセットアップガイド
No.2
Java&Spring記事人気No2
Flask
Flask-Loginでユーザー認証を完全ガイド!初心者でもわかるログイン処理の作り方
No.3
Java&Spring記事人気No3
Python
Pythonの文字列を1文字ずつ処理する方法!for文やlist化の活用例
No.4
Java&Spring記事人気No4
Python
PythonでHello Worldを表示するには?初心者向けに最初の1行を実行してみよう
No.5
Java&Spring記事人気No5
Python
Pythonで定数を定義する方法!変更されない変数の書き方と命名ルールを初心者向けに解説
No.6
Java&Spring記事人気No6
Python
Pythonでリストを文字列に変換する方法を完全ガイド!初心者でもわかるjoinの使い方
No.7
Java&Spring記事人気No7
Python
Pythonのmatch文(パターンマッチング)とは?switch文の代替としての使い方をやさしく解説
No.8
Java&Spring記事人気No8
Flask
FlaskアプリをNginx + Gunicornで本番運用する方法!初心者でもわかるデプロイ構成の基本