Pythonで異なるタイムゾーンの時間を扱う方法を徹底解説!初心者でもわかるpytzとzoneinfo
生徒
「Pythonで世界の時間を扱いたいんですが、国によって時間が違うのでややこしく感じます。どうやって扱えば良いんでしょうか?」
先生
「Pythonにはタイムゾーンを扱うための仕組みがあって、世界の時間を正しく扱えるようになっています。特にpytzやzoneinfoという方法がよく使われるよ。」
生徒
「名前は聞いたことがあるけど、違いがよくわかりません。どっちを使うべきですか?」
先生
「Pythonの標準機能だけで済ませたいならzoneinfo、昔からの環境でも対応したいならpytzだね。これから順番に説明していくよ。」
1. タイムゾーンとは何か?
タイムゾーンとは、国や地域によって定められた時間の基準のことです。例えば日本は「日本標準時」という基準を使っていて、世界共通の基準であるUTCより九時間進んだ時間を採用しています。アメリカは地域ごとに標準時が異なり、ニューヨークとロサンゼルスでも時間が違います。世界中でアプリやサービスを作るとき、こうした違いを正しく扱うことが大切になります。
2. Pythonでタイムゾーンを扱う方法(初心者向け解説)
Pythonではdatetimeモジュールを使って日時を扱いますが、そのままではタイムゾーンがついていないので、どこの国の時間なのかがわかりません。そのため世界の時間を扱うときはタイムゾーン情報を付ける必要があります。ここでは標準のzoneinfoと、広く使われてきたpytzについて説明します。
3. zoneinfo を使ったタイムゾーン変換(Python標準ライブラリ)
zoneinfoはPythonに標準で入っているタイムゾーン機能で、追加のインストール無しで使えるのが特徴です。タイムゾーンを指定するだけで、その地域の正しい時間が取得できます。
from datetime import datetime
from zoneinfo import ZoneInfo
# 日本時間の現在時刻
japan = datetime.now(ZoneInfo("Asia/Tokyo"))
print(japan)
# ニューヨーク時間へ変換
newyork = japan.astimezone(ZoneInfo("America/New_York"))
print(newyork)
タイムゾーン名は「大陸名/都市名」という形式になっています。ニューヨークやロサンゼルスなど、世界中の都市名を指定できます。タイムゾーンを指定すると、その地域独自の夏時間も自動的に判断してくれます。
4. pytz を使ったタイムゾーン変換(従来から使われる方法)
pytzは以前から広く使われていたライブラリで、zoneinfoよりも長い歴史があります。現在も古いプロジェクトでは使われています。利用するにはインストールが必要ですが、使い方自体はシンプルです。
from datetime import datetime
import pytz
# タイムゾーンを指定して現在時刻を取得
jst = pytz.timezone("Asia/Tokyo")
now_japan = datetime.now(jst)
# ロンドン時間へ変換
london = now_japan.astimezone(pytz.timezone("Europe/London"))
print(london)
pytzを使う場合は、タイムゾーンを指定して日時を生成する必要があります。内部の仕組みがzoneinfoとは少し違うため、どちらを使う場合でもプロジェクトの統一が大切になります。
5. タイムゾーンの違いによる注意点
世界の時間を扱うときに注意すべきことはいくつかあります。例えば夏時間という制度が存在し、国によって一定期間だけ一時間進める仕組みがあります。また同じ国でも地域ごとに標準時が異なることがあり、正確なタイムゾーン名を指定しなければ正しい時間を得られません。さらに、サーバと利用者の住んでいる地域の時間が違う場合、画面に表示される時刻も変わるため、どの基準で保存しどの基準で表示するのかを明確に決めておく必要があります。
6. タイムゾーン付き日時の保存の考え方
世界の時間を扱うとき、保存する際はUTCという世界共通の時間に直して保存する方法がよく使われます。保存した時刻を後で取り出すときに、利用者の地域に合わせてタイムゾーンを変換することで、混乱を防ぎながら正しい時間を表示できます。初心者でも理解しやすい仕組みで、どの国でも同じ基準で時刻を扱えるため便利です。