カテゴリ: Python 更新日: 2025/12/26

Pythonのファイル操作を高速化!パフォーマンス改善のコツ

Pythonのファイル操作におけるパフォーマンス改善のコツ
Pythonのファイル操作におけるパフォーマンス改善のコツ

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、Pythonでファイルを扱うときに、処理が遅くなることがあります。どうしたら速くできますか?」

先生

「Pythonでのファイル操作は便利ですが、使い方次第で速度が大きく変わります。いくつかのコツを押さえるとパフォーマンスを改善できます。」

生徒

「具体的にはどんな方法がありますか?」

先生

「それでは、基本から応用まで順に見ていきましょう。」

1. バッファリングを活用する

1. バッファリングを活用する
1. バッファリングを活用する

ファイルを開くとき、Pythonは内部でバッファと呼ばれるメモリ領域を使ってデータを一時的に保持します。小さなデータを少しずつ読み書きすると、その都度ハードディスクにアクセスするため時間がかかります。open関数のbufferingパラメータを調整すると、一度にまとめて読み書きできるため効率が上がります。


with open("large_file.txt", "r", buffering=8192) as f:
    data = f.read()

ポイント:

  • bufferingを大きくするほど、まとめて読み込む量が増える
  • 少ないアクセスで済むので、ディスクへの負荷が軽減

2. 一度に全て読み込まずに分割処理

2. 一度に全て読み込まずに分割処理
2. 一度に全て読み込まずに分割処理

大きなファイルを一度に読み込むとメモリを大量に消費します。行単位で処理することで、効率的にパフォーマンスを改善できます。


with open("large_file.txt", "r", encoding="utf-8") as f:
    for line in f:
        process(line)

ポイント:

  • ファイル全体をread()で読み込まない
  • メモリ消費を抑えつつ、逐次処理が可能

3. バイナリモードで読み書きする

3. バイナリモードで読み書きする
3. バイナリモードで読み書きする

テキストモードではPythonが文字コード変換を行うため、処理が遅くなる場合があります。バイナリモード(rbwb)を使うと、変換処理を省略でき、高速化につながります。


with open("image.jpg", "rb") as f:
    data = f.read()
with open("copy.jpg", "wb") as f:
    f.write(data)

ポイント:

  • 文字コード変換が不要なファイルはバイナリで扱う
  • 特に画像や動画、大きなCSVファイルに有効

4. with構文でファイル管理を簡潔に

4. with構文でファイル管理を簡潔に
4. with構文でファイル管理を簡潔に

Pythonのwith構文を使うことで、ファイルを自動で閉じることができます。手動でclose()を呼ぶよりも安全で、余計な処理時間やエラーを防ぎます。


with open("data.txt", "r", encoding="utf-8") as f:
    lines = f.readlines()

ポイント:

  • ファイルのオープン・クローズを自動化
  • 例外発生時でも安全にリソースを解放

5. pandasを活用して大規模データを効率処理

5. pandasを活用して大規模データを効率処理
5. pandasを活用して大規模データを効率処理

CSVやExcelなどの大規模データを扱う場合、Python標準のopenよりもライブラリを使うと高速化できます。特にchunksizeを使うと、分割読み込みが可能です。


import pandas as pd

chunksize = 10000
for chunk in pd.read_csv("large_data.csv", chunksize=chunksize):
    process(chunk)

ポイント:

  • 一度に全データを読み込まない
  • 分割処理でメモリ消費を抑える
  • pandasの内部最適化で高速読み込み

6. ファイルパスの操作を効率化

6. ファイルパスの操作を効率化
6. ファイルパスの操作を効率化

複数のファイルを扱う場合、文字列でパスを操作するよりもpathlibを使うと、OSに依存せず高速で処理できます。


from pathlib import Path

for file in Path("data_folder").glob("*.txt"):
    with open(file, "r", encoding="utf-8") as f:
        process(f.read())

ポイント:

  • ファイル一覧取得やパス結合が簡単
  • 文字列操作のオーバーヘッドを削減

7. まとめ:高速化のポイント

7. まとめ:高速化のポイント
7. まとめ:高速化のポイント

Pythonでのファイル操作を高速化するためには、以下の点を意識すると効果的です。

  • バッファリングを適切に設定する
  • 大きなファイルは分割して逐次処理する
  • 文字コード変換が不要ならバイナリモードを使う
  • with構文でファイル管理を簡単にする
  • pandasやpathlibなどのライブラリを活用する

これらを組み合わせることで、Pythonのファイル操作が効率化され、処理時間を大幅に短縮できます。

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