カテゴリ: Flask 更新日: 2026/01/10

FlaskでリダイレクトやURL生成を行う方法!便利な関数の使い方を解説

FlaskでリダイレクトやURL生成を行う方法!便利な関数の使い方を解説
FlaskでリダイレクトやURL生成を行う方法!便利な関数の使い方を解説

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Flaskでページを移動させたり、URLを自動で作ったりする方法ってありますか?」

先生

「はい、Flaskではredirect関数やurl_for関数を使って、ページの移動やURLの自動生成が簡単にできますよ。」

生徒

「どうやって使うんですか?コードで教えてください!」

先生

「それでは、まず基本的な使い方から一緒に見ていきましょう。」

1. Flaskでリダイレクトを使うとは?

1. Flaskでリダイレクトを使うとは?
1. Flaskでリダイレクトを使うとは?

リダイレクトとは、あるページに来たユーザーを、別のページへ自動的に移動させる仕組みのことです。Webサイトではよく使われていて、たとえばログインに成功したらマイページへ移動したり、古いURLにアクセスした人を新しいURLへ案内したりする際に活躍します。

Flaskでは、このリダイレクトをとても簡単に扱えるように redirect という関数が用意されています。たった1行書くだけでページの移動ができるため、プログラミング初心者でもすぐに使える便利な仕組みです。

リダイレクトがどんな動きをするのか、まずはシンプルなサンプルで確認してみましょう。


from flask import Flask, redirect

app = Flask(__name__)

@app.route('/old')
def old_page():
    # /old に来たら自動で /new に移動させる
    return redirect('/new')

@app.route('/new')
def new_page():
    return "新しいページに移動しました!"

このサンプルでは、/old にアクセスすると /new に案内されます。ユーザーはリンクをクリックする必要がなく、自動的に移動するため「ページの引っ越し」や「ログイン後の移動」にとても便利です。まずはこの基本的な動作をしっかり理解しておくと、次のステップもスムーズに進めます。

2. redirect関数の使い方(ページを移動させる)

2. redirect関数の使い方(ページを移動させる)
2. redirect関数の使い方(ページを移動させる)

リダイレクトは、あるページにアクセスしたユーザーを別のページに自動で案内するための基本的な仕組みです。ログイン後の遷移や、古いURLから新しいURLへ誘導したいときなど、Webアプリのさまざまな場面で役立ちます。Flaskでは redirect を使うだけで実現できるため、初心者でも直感的に使えるのが特徴です。

まずは、"/login" にアクセスした人を "/home" に移動させるシンプルな例を見てみましょう。実際の動きを通して、リダイレクトの仕組みをつかめるはずです。


from flask import Flask, redirect

app = Flask(__name__)

@app.route('/login')
def login():
    # /login に来たユーザーを自動で /home に移動させる
    return redirect('/home')

@app.route('/home')
def home():
    return "ホームページにようこそ!"

このコードでは、redirect('/home') と書くだけでページの移動が完了します。ユーザーはボタンを押す必要もなく、処理の流れに沿って自然にページが切り替わります。ログイン成功時や登録完了画面のあとに別ページへ案内するケースでもよく使われるので、まずはこの基本形をしっかり覚えておくと後の開発で必ず役立ちます。

3. url_for関数でURLを自動生成する

3. url_for関数でURLを自動生成する
3. url_for関数でURLを自動生成する

url_for は、「関数名」から対応するURLを自動で作ってくれるFlaskの便利な関数です。ルート(@app.route('/home') など)を変更したときに、コード中のURL文字列を全部探して書き換えるのは大変ですが、url_for を使っておけば関数名だけを頼りにURLを作ってくれるので、リンク切れやスペルミスを防ぎやすくなります。

まずは、トップページにアクセスしたらホーム画面へリダイレクトする、シンプルな例を見てみましょう。


from flask import Flask, redirect, url_for

app = Flask(__name__)

@app.route('/')
def index():
    # home という関数に対応するURLへリダイレクトする
    return redirect(url_for('home'))

@app.route('/home')
def home():
    return "ここがホーム画面です!"

このコードでは、@app.route('/') が「トップページ」のURLを、@app.route('/home') が「ホーム画面」のURLを表しています。url_for('home') と書くことで、home という関数に紐づいたURL(ここでは /home)を自動で作成してくれます。その結果、redirect(url_for('home')) の1行で「トップページに来たらホーム画面へ移動」という流れを実現できます。

もし将来、ホーム画面のURLを /mypage に変えたくなった場合でも、@app.route('/home')@app.route('/mypage') に書き換えるだけでOKです。url_for('home') はあくまで「home 関数」を見てURLを作るため、他の場所に書いたURL文字列を一つ一つ直す必要がありません。このように、url_for を使うとFlaskアプリのURL管理が楽になり、プログラミング初心者でも安全にリダイレクト処理を組み立てられるようになります。

4. url_for関数の引数を使ってURLに値を追加する

4. url_for関数の引数を使ってURLに値を追加する
4. url_for関数の引数を使ってURLに値を追加する

url_forは、ただURLを自動生成するだけでなく、「誰のページか」「どの記事か」といった情報をURLの一部として渡したいときにも活躍します。このような値のことをパラメータ(引数)と呼びます。Flaskでは、ルート定義にパラメータ用の場所を用意しておくことで、ユーザーごとに違うURLを簡単に作ることができます。

たとえば、「/user/◯◯」という形式でユーザーごとのプロフィールページを表示したい場合は、次のように書きます。


from flask import Flask, redirect, url_for

app = Flask(__name__)

@app.route('/user/<username>')
def user_profile(username):
    # URL の一部に含まれていた username を受け取り、画面に表示する
    return f"ようこそ、{username}さん!"

@app.route('/')
def index():
    # user_profile 関数に対応する URL を、username='taro' という値付きで作成する
    return redirect(url_for('user_profile', username='taro'))

この場合、@app.route('/user/<username>') と書くことで、<username> の部分が「入れもの」のような役割になります。url_for('user_profile', username='taro') と呼び出すと、その入れものに 'taro' が入り、最終的に /user/taro というURLが自動で作られます。

もし username='hanako' とすれば、URLは /user/hanako となり、画面には「ようこそ、hanakoさん!」と表示されます。このように、同じ関数・同じコードでも、url_for に渡す引数を変えるだけで、さまざまなユーザー向けのページに柔軟にリダイレクトできるのがポイントです。Flaskでユーザーごとのページや商品詳細ページを作りたいときにも、まずはこの書き方を覚えておくと応用しやすくなります。

5. redirectとurl_forを組み合わせるのがポイント!

5. redirectとurl_forを組み合わせるのがポイント!
5. redirectとurl_forを組み合わせるのがポイント!

redirecturl_forは、それぞれ単体でも便利ですが、本領発揮するのは「セットで使ったとき」です。リダイレクト先のURLを文字列でベタ書きするのではなく、url_forでURLを自動生成し、その結果をredirectに渡すようにすると、URLの変更にも強く、Flaskアプリ全体のコードがぐっと管理しやすくなります。

たとえば、ログインに成功したらホーム画面へ移動させたい、というよくあるパターンを考えてみましょう。次のサンプルでは、処理の流れが分かりやすいように、コメントを多めに入れています。


from flask import Flask, redirect, url_for

app = Flask(__name__)

@app.route('/login')
def login():
    # 本来はここでIDやパスワードのチェックを行う想定
    # チェック完了後に、home 関数へリダイレクトする
    return redirect(url_for('home'))

@app.route('/home')
def home():
    return "ログイン後のホーム画面です!"

ここでは、ログイン用URL /login にアクセスすると、redirect(url_for('home')) によって home 関数に対応するURLへ自動的に移動します。リダイレクト先は文字列'/home'ではなく、「homeという関数名」を手がかりにurl_forがURLを組み立ててくれる形です。

もし将来ホーム画面のURLを/dashboardに変えたくなった場合でも、@app.route('/home')@app.route('/dashboard')に書き換えるだけで済みます。redirect(url_for('home'))側はそのままで、アプリ全体のリンク構造が自動的に追従してくれるイメージです。こうした書き方を習慣にしておくと、ページ数が増えた大きめのFlaskアプリでも、リダイレクト処理やURL生成を安全かつ柔軟に保ちやすくなります。

6. 開発中によくあるエラーとその対処法

6. 開発中によくあるエラーとその対処法
6. 開発中によくあるエラーとその対処法

FlaskでリダイレクトやURL生成をするとき、よくある間違いとして「関数名のスペルミス」や「ルート定義の抜け」があります。

  • 関数名が間違っている: url_for('hom')のように、関数名を間違えるとエラーになります。
  • 対象の関数が定義されていない: url_for('dashboard')と書いたのに@app.routeで定義されていないとエラーになります。

エラーが出たときは、関数名やルートの定義を落ち着いて見直してみましょう。

7. どんなときに使う?

7. どんなときに使う?
7. どんなときに使う?

Flaskのredirect関数とurl_for関数は、ウェブアプリのナビゲーションを作るうえでとても重要です。

ログイン後にトップページへ移動させたり、ユーザーのページへジャンプさせたりといった処理が、簡単に確実にできるようになります。

しかも、プログラミング初心者でも理解しやすいシンプルな構文なので、ぜひ繰り返し練習して覚えてみましょう。

まとめ

まとめ
まとめ

Flaskでのリダイレクト処理やURL生成の仕組みは、ウェブアプリケーションを構築するうえで欠かせない技術であり、今回学んだ内容は実際の開発現場でも頻出する重要な基礎知識です。特に、redirect関数とurl_for関数は、ユーザーの動線を自然に導き、アプリ全体の操作性を高めるための要となる機能です。例えばログインページからユーザーのマイページへ移動させる処理や、ログアウト後にトップページへ戻す動作など、実際のウェブサービスでも数えきれないほど活用されています。こうした動きを正しく理解することで、より安全で使いやすいアプリケーションを作れるようになります。

また、url_forを使うことで、手書きのURLにありがちなミスを防ぎ、関数名を基準にして自動的にURLを生成できる点は大きな魅力です。アプリが成長すると、URL構造が変更されることも珍しくありませんが、url_forを使っていれば関数名を変更するだけで全体に反映され、修正の手間が格段に減ります。小さなサンプルの段階では違いを感じにくいかもしれませんが、本格的なアプリケーションになればなるほど、この設計の良さが生きてきます。「人が覚えるのではなく、プログラムに覚えさせる」という考え方を優先できる点も、Flaskの開発者が意図した使いやすさのひとつと言えるでしょう。

さらに、URLにパラメータを渡して動的にページを切り替える仕組みも、ユーザー固有の画面を表示したり、条件ごとに内容を変える必要がある場面で非常に役立ちます。たとえば、ユーザーのプロフィールページを表示する際に、URLのなかにユーザー名を含めてパラメータとして扱うことで、複数のページを管理する必要がなくなり、柔軟なページ構成が可能になります。この仕組みを組み合わせることで、Webアプリをより効率的かつ拡張しやすく作ることができ、実用性の高いアプリにつながります。

もちろん、開発中にはいくつかのつまずきやすいポイントもあります。特に、url_forで指定する関数名のスペルミスや、ルートの定義漏れは初学者がよく経験するミスです。しかし、これらは慣れてしまえば自然と回避できるポイントであり、実際のエラーを見ながら調整する経験が、次の段階への理解を確かなものにしていきます。エラーが出たときには焦らず、落ち着いて関数名・ルートの構成・インポートの確認をすることが解決の近道になります。

今回の学びを踏まえると、Flaskのページ遷移、URL生成、動的パラメータの扱いは、アプリの規模に関係なく必ず役立つ知識であることが分かります。特に、ウェブアプリの導線設計やユーザーの利用体験を考えるうえで、リダイレクト処理は欠かせない要素です。これらを正しく理解し、適切に使いこなすことで、自然な流れでユーザーを誘導し、アプリの使いやすさを高める設計が可能になります。これらの基礎を身につけるほど、後で学ぶセッション管理・ログイン認証・フォーム処理などとも組み合わせやすくなり、アプリ全体の理解が深まります。

サンプル:redirectとurl_forの応用例

以下は、ログイン判定とリダイレクトを組み合わせた実践的なサンプルです。


from flask import Flask, redirect, url_for, session

app = Flask(__name__)
app.secret_key = "secret_key"

@app.route("/")
def index():
    if "user" in session:
        return redirect(url_for("mypage"))
    return redirect(url_for("login"))

@app.route("/login")
def login():
    session["user"] = "Hanako"
    return "ログインしました!トップページに戻ります..."

@app.route("/mypage")
def mypage():
    return f"ようこそ、{session.get('user')}さんのマイページです!"

この例では、ログイン状態を確認し、未ログインならログインページへ、ログイン済みならマイページへ自動的にリダイレクトされます。実践アプリで頻繁に使われる動作なので、しっかり理解しておくと後々の開発で役に立ちます。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「リダイレクトとURL生成って、ただページを移動するだけじゃなくて、設計をラクにするための仕組みなんだって分かりました!」

先生

「その理解はとても大切ですね。特にurl_forはアプリが大きくなるほど便利さを実感しますよ。」

生徒

「動的なURLを作れたり、エラーの原因も見つけやすくなるっていうのが魅力的でした!」

先生

「良いポイントに気づきましたね。今回の基礎を押さえておけば、ログインやユーザー管理のような、もう少し高度な処理にもスムーズに進めますよ。」

生徒

「ありがとうございます!これからのFlask学習も楽しみになってきました!」

先生

「その調子で、どんどん手を動かしながら理解を深めていきましょうね。」

この記事を読んだ人からの質問

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プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

Flaskでリダイレクトを使うと何ができるのですか?

Flaskのリダイレクト機能を使うと、あるページから別のページへ自動的に移動させることができます。例えばログイン後にトップページに飛ばしたり、アクセス制限をかけたページからログインページへ誘導したりすることが可能です。
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