Flaskのインストール方法まとめ!Windows・Mac・Linux別にステップ解説
生徒
「Flaskを使ってみたいんですが、どうやってインストールするんですか?」
先生
「FlaskはPythonでWebアプリを作るための道具です。インストールも簡単ですよ。使っているパソコンの種類によって手順が少し違うので、順番に説明していきますね。」
生徒
「お願いします!Windowsを使っています。」
先生
「わかりました。では、WindowsでのFlaskのインストール方法から見ていきましょう!」
1. Flaskをインストールする前に必要な準備
Flask(フラスク)を使い始める前に、まず確認したいのが「Python(パイソン)がパソコンに正しく入っているかどうか」です。FlaskはPythonで動く仕組みなので、Pythonがインストールされていないと先に進むことができません。初めてプログラミングをする方でも簡単に確認できますので、落ち着いて一つずつ進めてみましょう。
まず、パソコンのコマンドライン(Windowsなら「コマンドプロンプト」、MacやLinuxなら「ターミナル」)を開き、次のコマンドを入力してみてください。
python --version
または、こちらでも構いません。
python3 --version
上記コマンドを入力すると、「Python 3.x.x」 のようなバージョン番号が表示されます。これはPythonがインストールされている証拠です。もし何も表示されなかったり、「認識できません」というエラーが出た場合は、Pythonが入っていないか、環境設定ができていない可能性があります。 その場合は、Python公式サイトから「Python 3.x」シリーズをダウンロードしてインストールしてください。最新のバージョンを選べば問題ありません。
なお、インストール後に再び同じコマンドを試してみて、バージョンが表示されるか確認することをおすすめします。ここでPythonがしっかり動作していれば、このあと続くFlaskのインストールもスムーズに進みます。
簡単な確認サンプル(初心者向け)
Pythonが正しく動いているか、もう一つ簡単な方法でも確認できます。次のコードを「test.py」という名前で保存し、実行してみてください。
print("Pythonが正しく動いています!")
保存したファイルのある場所で以下を実行します。
python test.py
ターミナルに「Pythonが正しく動いています!」と表示されれば、Pythonの準備は完了です。このチェックを先にしておくことで、後の環境構築でつまずきにくくなります。
2. 仮想環境を作成しよう
Flaskを使った開発を始める前に、まず整えておきたいのが「仮想環境」です。仮想環境とは、プロジェクトごとに独立したPythonの作業スペースを作れる仕組みで、他のプロジェクトで使っているライブラリや設定と混ざらないようにするための大切な準備となります。特に初心者の方にとっては、環境がごちゃごちゃにならない安心感にもつながるので、最初に覚えておきたいポイントです。
まず、作業したいフォルダを作り、その場所で次のコマンドを入力します。これは仮想環境を新しく作成するための基本的なコマンドです。
python -m venv venv
実行すると、フォルダの中に「venv」という名前の新しいディレクトリが作られます。これが仮想環境の本体です。この中にはPython本体やライブラリが個別に保存されるため、Flaskをインストールしても他のプロジェクトに影響しません。
初心者向けの簡単な確認方法
仮想環境が本当に作られたかどうかは、フォルダの中に「venv」があるかを見るだけで確認できます。もし見つからない場合は、コマンドを実行した場所が正しいかもう一度確かめてみましょう。
また、作業に慣れてくると、プロジェクトごとに仮想環境を分けることでトラブルを避けられる場面が増えてきます。Flaskを学ぶうえでも、早い段階で仮想環境の使い方に触れておくと後々とても役立ちます。
3. 仮想環境を有効にしよう
作成した仮想環境を有効にするには、以下のコマンドを使います。
Windowsの場合
venv\Scripts\activate
MacやLinuxの場合
source venv/bin/activate
仮想環境が有効になると、コマンドラインの先頭に「(venv)」と表示されます。
4. Flaskをインストールしよう
仮想環境が有効になった状態で、以下のコマンドを実行してFlaskをインストールします。
pip install Flask
pip(ピップ)は、Pythonのパッケージを管理するためのツールです。このコマンドでFlaskがインストールされます。
5. Flaskのインストール確認
Flaskが正しくインストールされたか確認するには、以下のコマンドを実行します。
flask --version
バージョン情報が表示されれば、インストールは成功です。
6. 簡単なFlaskアプリを作ってみよう
Flaskがインストールできたら、実際に簡単なアプリを作ってみましょう。以下のコードを「app.py」という名前のファイルに保存します。
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def hello():
return "こんにちは!Flaskが動いています。"
if __name__ == "__main__":
app.run()
このコードを実行するには、以下のコマンドを使います。
python app.py
実行すると、以下のようなメッセージが表示されます。
* Running on http://127.0.0.1:5000/ (Press CTRL+C to quit)
ブラウザで「http://127.0.0.1:5000/」にアクセスすると、「こんにちは!Flaskが動いています。」と表示されます。
7. Flask環境構築のポイント整理
今回は、Windows、Mac、Linuxそれぞれの環境でFlaskをインストールする方法を解説しました。仮想環境を使うことで、プロジェクトごとに独立した開発環境を作ることができ、他のプロジェクトに影響を与えずに開発が進められます。Flaskはシンプルで使いやすいWebフレームワークなので、これからWebアプリケーションの開発を始めたい方におすすめです。
まとめ
Flaskのインストール手順を一通り学んできましたが、振り返ってみると、どの環境でも基本の流れは共通していて、土台となるPythonの確認から始まり、仮想環境の作成と有効化、そしてFlaskのインストールと動作確認という順番をしっかり踏めば問題なく進められることが分かります。実際に手を動かしてみると、最初は少し難しく感じる部分もありますが、環境ごとの違いを理解しながらコマンドを丁寧に実行していけば、どのOSでも安定した形でFlaskの開発環境を整えることができます。特に仮想環境を使う理由として、複数のプロジェクトを扱う際に依存関係が混ざらないという利点があり、初心者のうちから自然に身につけておくと後々とても役に立つ考え方です。また、実際にFlaskで動くサンプルアプリを作成する工程では、画面に自分が書いた文字が表示されることで「動いた!」という実感が得られ、Webアプリケーション開発の面白さを体験できたのではないでしょうか。Flaskは軽量で扱いやすく、必要な部分だけを自由に組み合わせられる柔軟さがあるため、学習用としても実務での小規模アプリケーションとしても扱いやすいフレームワークです。今回のまとめでは、インストール手順や仮想環境の用途を再確認しつつ、実際のアプリ開発につながる基礎を理解した上で、次のステップに進む準備が整うように丁寧に整理していきます。
サンプルプログラムの再確認
Flaskの基本構造をもう一度確認するために、先ほど作成したアプリのサンプルコードを振り返ってみましょう。同じ内容ですが、改めて構造を理解することで、今後の開発に役立つ基礎がしっかりと身につきます。
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def index():
return "ようこそ!これはFlaskの基本サンプルです。"
if __name__ == "__main__":
app.run()
このコードは、最も小さなFlaskアプリの形であり、PythonとFlaskが正しく動作していることを確かめるための定番の例です。ルートパスにアクセスすると、指定した文字列を返す仕組みになっていて、Webアプリの入り口としての役割を果たしてくれます。今後は、HTMLテンプレートを使った画面表示やデータの受け渡し、フォーム処理などへ発展させることで、より実践的なアプリケーションへと成長させていくことができます。
生徒
「今回のまとめを読んで、Flaskの流れがだいぶつかめた気がします。仮想環境を使う理由も前よりはっきり分かってきました。」
先生
「そうですね。環境をきちんと分けておくことは開発ではとても大事な習慣です。特にPythonでは依存関係が混ざりやすいので、最初から仮想環境に慣れておくと後で楽になりますよ。」
生徒
「Flaskのアプリも思ったより簡単でした!ただ、ここからどう広げていけばいいか少し迷ってます。」
先生
「まずはルーティングの仕組みを増やしてみたり、テンプレートエンジンを使って画面を整えてみると良いですね。それからフォーム入力やデータベースとの連携に進むと、実際のWebアプリらしさがどんどん出てきますよ。」
生徒
「なるほど。今回のインストールから始まって、少しずつWebアプリを作っていける気がしてきました!」